だいぶ遅くなってしまったけれど、1月20日(日曜日)にPROPS プロトーク第3回「働き方・生き方・稼ぎ方」を開催しました。

今回私はこのイベントの第1部「転職経験者に聞く「キャリアって、一体なんですか?」」のコーディネーターを担当したのでこの経験を軽めに記録しておきたいなと思います。
トークの内容についてはまとめや他に面白いレビューもでていますのでそちらも読んでくださいね(→近藤佑子さんからのレビューが届きました。読んでみてください http://props.a-ri.jp/977 )私が書いたのも某所に載る予定です。

なぜ「働き方」だったのか
今回PROPSのシリーズを始める時に、全6回分のテーマで誰がどのテーマをやりたい?という段になり、そこでなんとなく立候補したのか推されたのか、半々ぐらいの感じでこの「働き方」の担当になったのではなかったかしら。
私は建築・不動産業界でのつながりを持つきっかけになったのがPROPSなので、他のテーマだとぶっちゃけツテがないというところと、建築分野から事業マネジメントという役回りに回りつつ、建築や不動産に対して俯瞰的に見たいと考える私の立場性が、生き方とか転職というニュアンスに合っているだろうという感がおぼろげながら見えていたというのが大きな理由ですかね。

ゲストの選定
6月にプレトークイベントを行う時に、「働き方」というテーマを担当する事になって、そこから登壇してもらうゲストをお願いするターンが始まりました。
PROPSではできるだけ登壇者を「先生」という立場に置いてしまわないように考えています。このテーマであればさらにフラットに、リアルに働いている実感が感じられる人で、かつおもしろエピソードを持っている人を呼びたいっすよねーという話をしてました。それはバランスとして難しいんだけれど、両方持っている人で、さらに建築・不動産・そしてできれば融合した分野からお一人ずつ……と考えていると、決まるまでに相当な時間がかかりました。
私は第1部のコーディネーターとして役割が定まったのが9月ぐらいで、実質的にゲストがきちんと固まったのが11月でしたか。私は遠方にいるためなかなかこの段階では深く関わることができなくて歯がゆい感じもあり、もっと支援する手はなかったかと思う部分もあり。
また第2部に関しては僕が一人だけ推薦してアポイントを取ることができたのがギークハウスのphaさんで、残念ながら彼には登壇してもらうことができなかったのだけれど、そこからのつながりで伊藤洋志さんに登壇してもらうことができたのは嬉しかった。やはり突き抜けた人を呼びたかったので。

ゲストとの打ち合わせ
11月27日にゲストとの打ち合わせを行った。この打ち合わせの前は非常にドキドキしていました。
今回イベントの中心にいる納見さんとゲストのみなさんはそれぞれ面識あるのだけれど、それ以外はほぼ全員が初顔合わせという状態。そして、普段は普通に企業で勤めている人たちにトークイベントに出てもらうという結構な無理強い感から、雰囲気が重くなるんじゃないかしらと悲観していました。
しかし実際に会ってみるととても盛り上がって安心しました。みなさんがそれぞれ転職経験の中に共感できる部分があったというところが大きい。自分の持ちネタを披露しあうような、「転職すべらない話」になっている感じはあったけれど、そういう盛り上がり方もいいのではないかなと考えました。
自分の話を押してくる感じは生来のものというよりは、経験的に身についたものかな、とみなさんの話を聞きながら観測してました。自分の持っているスキルや実績を測りながら押し引きの交渉をする感覚を共有しているからこそ、聞きに回って話を弾ませることもできる。これは必ず本番でもうまく回るはず!と思いました。

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(撮影:納見健悟)
それから、イベントの招待メールや、見所をまとめた事前レビューを作成し、また当日プレゼンをお願いしたりなどという作業がイベント前日まで続いて年が明けてからはあっという間にイベント当日を迎えたという感じがします。

イベントを終えて思うこと
まずはゲストとして登壇していただいた大久保慈さん、高杉義征さん、内藤滋義さん、平野竜太郎さんに感謝したいです。今回我々の頭にあった「転職についてリアルに話し、建築や不動産周辺の働き方の一端を見せるとともにキャリアの転機に対する構え方を学ぶ」というイメージについてはとても伝わるお話をしていただくことができたと思います。ただそこまで上手くいったがゆえに、イベントが終わった直後の会話から「もっといけたんじゃない?いけたよね?」というプチ反省会だったのがむしろ面白かった。
イベントを構成する側としては、内輪の話しの面白さを観客がいる場で生み出すのは難しいことだという点を痛感しました。ブラックな話も面白く語りたいと考えていたが、観客側から「これは面白がっていいものか…」という戸惑いが空気に現れそれを登壇者側が察してしまったのが大きいか。観客側からは素の会話を覗き見している感を出すためのしかけを考えられればよかったと思います。この辺りの話しにくいところの周りに、ゲストのみなさんの人間性がより現れる部分を感じていたので、観る側からはゲストの事を「成功した人」というくくりで見てしまう事につながってしまったのではないかなと感じます。
イベントの存在感は広く伝わってくれることに越したことはないが、実際に話をする部分ではある程度密室感があった方が良い。できればその日足を運んでくれた人だけにお土産になる話があるといいんだなと感じた。これは当日の中継や事後レポートなどのあり方でも議論するべきところでしょう。

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今回建築・建設業界と不動産業界の働き方、転職事情について並列して話ができたのも良かったと思います。建築系はどうやっても不動産、その中でも事業系や金融に近い部門に対しては稼ぎでは追いつかないという現実を見てどう思うか、そして苦しくても安易な転職は逆効果という話に対してはどう感じるのか。
今後もより俯瞰的な視点に立てるような取り組みを続けたいと思います。今回のテーマは1部、2部一緒にやるにはハードだった気がするし、それぞれに継続して、より考えられる会にしたい。それが自分の今後のためにもなるかな。なってほしい(切実)

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